大好き!珈琲ガイド-おいしい珈琲は自宅でも飲める!-

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珈琲の品質の良し悪し

美味しいという感覚には個人差があり、一概に「これ」と断言することはできません。
しかし、質の良いコーヒーには基本的な条件があると言えるでしょう。
ここでは、そんな品質について詳細に解説します。

【一番大事】焙煎後の鮮度変化

美味しく飲む為に、一番重要視したいのが鮮度です。
そして、コーヒーの鮮度は焙煎直後が一番新鮮と言える状態です。
もちろん生豆の鮮度も大切ですが、生豆の鮮度よりも焙煎した後が大切になります。

焙煎した直後としばらく放置したものでは、明らかに風味が異なります。
焙煎されると生豆の状態よりも遥かに早いスピードで酸化し、鮮度・風味が失われていくからです。

焙煎すると、豆から二酸化炭素が放出されて、この二酸化炭素は豆の香りを損なわせます。
つまり、どんどん美味しくなくなっていくのです。
だから、理想は焙煎してから1ヶ月以内の豆を使って淹れること!(ただし、保管方法に注意)
このボーダーラインを過ぎると、豆は鮮度を失い明らかに味に変化が出ます。

しかし、焙煎直後が一番良いという訳でもありません。
数日間置いておくことによって、豆は熟成していきます。
これくらいが一番の飲み頃です。

スーパーで販売されているものはNG

よくスーパーでもコーヒー豆が販売されているのを見かけますが、あれは絶対にNG。
なぜならスーパーは【賞味期限・消費期限】でしか豆を管理していないからです。
(専門店ではないので、当たり前ですが・・・)
焙煎してから何ヶ月も経過している可能性が非常に高く、品質が良いとはお世辞にも言えません。

抽出後も早めに!淹れ立てを飲もう

コーヒーは抽出後も時間が経つほどに風味が変化します。

美味しいコーヒーは冷めても美味しく飲むことができます。
温度によって酸味と苦味のバランスが変化します。
それも楽しみ方の一つと言えるでしょう。

しかし、焙煎豆が新鮮でなかった場合や淹れ方が上手くいかなかった場合などは、時間が経って冷めるとエグみが増します。
インスタントコーヒーが冷めてしまった状態が、まさにそれ。
高品質な豆を使って、上手に淹れれば、冷めてもエグくなりません。

保管方法にも工夫を!

保管は豆のままがおすすめ。
粉にしてしまうと、それだけ表面積が増えてしまいますから、酸化も早まります。
つまり、簡単に劣化してしまうのです。
だから挽きたてというのも大切な要素。

密閉できる容器に豆のまま保存し、淹れる直前にミルで挽いて粉にする!
これも美味しく飲むための常識です。

もちろん生豆の鮮度も大事

焙煎後ほどではありませんが、やはり生豆も新鮮な方が美味しく飲めます。
一般的に、生豆は「ニュークロップ」「パーストクロップ」「オールドクロップ」の三種類に分けられます。
ニュークロップは収穫年度内の豆。
パーストクロップは昨年度収穫の豆。
オールドクロップは二年以上前に収穫された豆。(数年~数十年保管されるものも)

オールドクロップにも味わい深いものがありますが、保存方法などによって風味が全く異なってしまいます。
オールドクロップが好き!という通も稀にいます。

しかし、やはり安定して美味しい・高品質なのはニュークロップです。
フレッシュな香りがして、味もはっきりとしているので産地や焙煎度合での風味の違いも楽しめます。

「珈琲きゃろっと」では一貫してニュークロップにこだわっているのだとか。
焙煎後の鮮度はもちろん、生豆の状態にまでこだわってくれる珈琲店は意外と少ないもの。
その点も、筆者がこの店を評価している理由の一つです。

また、欠点豆のハンドピックもしっかり行われているという印象を受けました。
欠点豆とは、発酵したもの・カビの生えたもの等品質に問題のある豆を指しています。
欠点豆が混入していないことも、美味しいコーヒーを楽しむ条件。
「珈琲きゃろっと」は、その点もしっかりと意識してくれています。